株式会社ネオレックス

概要

株式会社ネオレックスは、名古屋に本社を構えるITベンチャー企業で、「人の幸せのために会社にできることはたくさんある」という信念のもと、経営目的を「幸せ」としている。「幸せ」という経営目的を掲げる株式会社ネオレックスは、日々どのような取り組みを行っているのだろうか。ここでは、具体的な取り組みを3つ紹介する。

取り組み

1. 若手に挑戦させること

1つ目は、「若手に挑戦させること」である。例えば、やる気と力のある人にどんどん仕事を任せる体制のことなどである。

企業側からすると、人材育成につながるというメリットや、違った視点からの意見を取り入れることができるというメリットがある。

従業員側からすると、チャンスを与えてもらえると、会社のために仕事を頑張ろうと思えるようになり、外部から強制される外発的なモチベーションではなく、自ら進んで取り組む内発的なモチベーションになるため、モチベーションは向上するというメリットがある。その他にも、仕事を与えられることで、会社の中に自分の居場所があると思えたり、与えられた仕事を成功させることで、達成感や有能感を得られたりと、多くのメリットが考えられる。

2. 「指示」ではなく、「依頼」すること

2つ目は、「『指示』ではなく、『依頼』すること」である。

うしろめたいことをしないというポリシーから、「やらせる」という言葉は使わず、「依頼」と表現する文化がある。「依頼」には信頼しているというメッセージが含まれていることから、依頼されることで、仕事を押し付けられている感じがなくなり、主体的に行動できるようになる。また、そうすることで不快感も減少し、自尊心も安定して下がりにくくなる。

3. 一体感を生み出すイベントを開催すること

3つ目は、「一体感を生み出すイベントを開催すること」である。

例えば、「海が似合う人選手権」や「社員やその家族による演奏動画をYouTubeに投稿する」など、仕事以外でも社員同士のコミュニケーションが取れるように工夫し、家族のような一体感を生み出している。

一体感が生むデメリットととして、他者に安易に同調してしまう同調圧力が生じる可能性がある。ただ、オンライン会議を積極的に用いることで、仕事以外のコミュニケーションを強制的に取らなくても良いようにし、また、仕事自体は一人ひとりが個別に取り組むことができるようにすることで、同調圧力を感じにくい環境となっている。

まとめ

以上の事例から、企業の従業員への働きかけを通して、従業員のモチベーションを高めたり、自尊心を保ったりすることができること、また、一体感の効果をうまく引き出すことができることを学ぶことができた。そして、上記のような働きかけは、従業員のモチベーションを高めることなどを通して、間接的に「幸せ」に結びついていることが分かった。

参考資料

株式会社ネオレックス

(向日ゼミ 2年)

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