東北訪問記:東北から元気をもらうプロジェクト(第2報)

こんにちは。

先の記事に投稿したように、向日ゼミでは東北応援として、1月に大学生協で「室根からあげ」を販売しますが、今の東北の様子を知らない人も多いのではないでしょうか。今回、今年の9月に、実際に東北に足を運んだゼミ生がブログ用に訪問記を寄せてくれました。記事を通して、震災後、元気に頑張っている東北の様子や魅力を知っていただき、東北に関心を持っていただきたいと思っています。では以下に学生の訪問記を紹介します。

東北訪問記

私は9月14~16日の3日間宮城県を訪問した。

1日目

私は新幹線で仙台駅まで向かった。まずは仙台名物ずんだを使ったどら焼きを食べたが、今まで感じたことのない食感と甘さがあり、美味しかった。

続いて向かったのは名取市にある「名取市震災メモリアル公園」。ここには東日本大震災で犠牲になられた方々を追悼した慰霊碑がある。私は震災の犠牲者を悼む気持ちでここの前で黙とうした。名取市は空港と仙台駅の真ん中辺りにあって訪れやすいため、宮城県を訪れた際はぜひ訪問してみては?

夕食は仙台駅にある牛タン屋を訪れた。初めて食べた牛タンは独特な味をしており、やみつきになった。また、テールスープは前評判通りの美味しさだった。これぞ本場の味!

2日目

まずは荒浜小学校に向かった。ここは津波の被害が大きく、2階まで浸水した。しかし、4階建てであったことが幸いして、多くの児童・地域住民の命を守ったのだ。現在は原爆ドームのように震災遺構とした形で残されて、当時の被害の大きさを伝える役割を果たしている。

私は東日本大震災が起こった当時、小学生だったため、校舎前の粉々にされた銅像や水飲み場や、無惨な状態になってしまった1階の教室を見て、自分が思っていた以上に深刻な被害だったことが実感できた。

4階には津波によって動かなくなった時計・防災情報や荒浜地区の歴史など、様々な展示がしてあった。

私が住んでいる地域はそこまで地震に関する情報・対策がないため、震災の実態が伝わる情報やそれに基づいた防災対策を取り入れていくべきだと思った。

私はここを訪れて当時の被害と現時点での復興度合いを知ることができてすごく良かったと感じた。

午後に訪れたのは仙台城址。ここは別名「青葉城」とも呼ばれ、あの伊達政宗が住んでいた城だ。

ここで当時城があった場所を見たり、仙台市街地を一望することができた。

続いては楽天生命パーク宮城に訪れた。この日は試合開催日で球場前は賑わっていた。自分もグッズを購入して、試合観戦をした。

また近くには今夏の甲子園で優勝した仙台育英高校があり、近くまで歩いた。

東北勢の甲子園優勝はなんと今年が初めてで、地元では大いに盛り上がっていた。優勝おめでとう!!

夕食は昨日と同じ店で牛タンを食べた。2日連続だが本場の味はなかなか味わえないので、ついつい足を運んでしまったが、やっぱり美味しかった。

3日目

せっかく宮城県を訪れたならやはり松島は訪れないと。船に乗って様々な形の島を見物した。どうしてこんな形の島ができるだろうかと不思議に思った。

仙台名物といえば、牛タン・ずんだ以外にも海鮮丼も有名だ。松島の近くに海鮮丼の店があったため訪れた。愛知県では食べられないと言っていいほどの鮮度満点な海鮮丼だった。

さいごに

私は初めて東北地方を訪れたため全体的に楽しかった。実際に被災地を見ることで新たな発見ができたし、もっと多くの人に・より末永く伝えていかなければならないと感じた。機会があったらまた訪れたいし、同じく大きな被害に遭った岩手県・福島県にも訪れてみたいと思うようになった。

(向日ゼミ 3年ゼミ生)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする