「モチベーション3.0」2、3年生合同ゼミ

毎年、向日ゼミでは『モチベーション3.0』という本の内容を、3年生のゼミ生が2年生のゼミ生に、グループワークなども組み込んだ対話型の講義をする課題に取り組んでいます。今年はコロナウイルスのため、ゼミもオンライン講義となったことから、Zoomで講義をすることとなりました。ゼミ生達は慣れないZoomに苦労しつつも、頑張って講義を進めてくれました。以下にゼミ生、講義をした3年の感想を紹介させてもらいます。

合同ゼミ感想

まずは何より、今回のこのコロナ渦という前代未聞の状況においての、授業の運営方法について少し話します。ZoomやGoogle Slide等を使用しながら、なんとか課題に取り組み、プレゼンの準備から実施までやり遂げられたこと。これをやっていく過程で勉強になることがたくさんありました。Zoomという合理的な空間の中でどのようなコミュニケーションが取れるか…。笑いを取り入れるには…。データの共有を上手くやるには…。様々な疑問が頭の中を巡り、実際に会って話せるのは素晴らしいことだったんだなと思いつつも、そんな疑問が絶えず出てくる瞬間もなかなか無いとも思ったので、この状況に悲観せず、かなり前向きに取り組むことができたと思います。こんな機会を与えてくれたコロナに感謝!なんて絶対に言いたくはありませんが、この機会が無ければ気づけなかったことは確実にありました。

私は『モチベーション3.0』の中でも最も興味のあった「マスタリー」についての章を選択し、これについて理解を深め、2年生に向けてのプレゼンを行いました。何かを上達させたいという欲求である「マスタリー」を満たすためには、自分の能力はもっと伸ばせると考える「拡張知能観」というマインドセットを持ち、取り組み続ける際に訪れる苦痛を乗り越えるための「根性(グリット)」が必要であり、その取り組みを果てしなく追及する「漸近線」を意識することで、マスタリーに刺激を与え続けられるという3つの要素があることを学びました。そしてこの3つ(特に「根性」)を意識する上での助けとなるのが、何かに没頭している際に起こる「フロー状態」であり、自分の能力に合うor少し上の難易度の目標を繰り返し設定し、段階的にクリアし続けることでこの状態を経験することができ、3つの要素やその先のマスタリーに影響を与えられることがわかりました。これらの流れは、今後生きていく上で常に考えていきたいことです。

プレゼンの中で印象的だったのは、「現時点である将来の夢や、もう諦めてしまった将来の夢」について語り合ってもらうグループワークの時間です。やはりかつてあったけれど諦めてしまった人が多かったため、いろいろと話を聞くと、「現実的ではなかった」という声が多くあがりました。ここが夢の難しいところだと思います。私自身も、これまで抱いてきた夢はことごとく挫折してきました。だから大学を決める際にも、心のどこかでやりたいと思っていたことでも、「現実的じゃないかも」という気持ちに押され、おそらく一般に現実的とされる道を選びました。「現実的ではない」、魔法の言葉です。

そんなやり取りを通して、自分が言ったことの本質的な部分を考えられるようになりたいと思いました。例えば「プロ野球選手になりたい」という夢を持ったら、「プロにならなければ意味が無い」「プロで稼がなければ意味が無い」と考えてしまうから「現実的ではなくなる」のではないかな、と考えます。おそらくこの時点で既に「野球を好きになる」という発想が消えてしまうのです。プロ野球選手になるなら、まずは野球にしっかりのめり込んでこそ、という感じがします。本質はそこにあると思います。何事もフロー状態を経験すること、つまり何かに「ハマる」ことがまず重要なポイントなのだとわかりました。

いろいろと書きましたが、この分野について、私はかなりハマれたと思います。これに関連する事例を調べるのは非常に楽しかったですし、一種のフロー状態を体験できたと思います。大学で学ぶ楽しさがようやくわかりました。まあ、目に見えて獲得できた成果ではないので、「これが将来役に立つのか?もっと形に残せることをやれ!」と誰かに言われたらおしまいですが、私が面白かったと感じることができたので万事オーケーです。なにせ非現実的なことが現実に起こっているので、何が現実的な取り組みなのかはもうわかりませんから。今回得た知見は今後のゼミの学びにつなげたいと思います。

(3年、津田琉伊)

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