「今の学生の働くことへの意識」企業向けプレゼン課題

今回は、少し前になってしまいますが、昨年度の秋学期のゼミで取り組んだ課題について紹介します。毎年3年のゼミでは企業向けのプレゼン課題に取り組んでいます。秋学期には人材関連のコンサルティング業をされている「株式会社カタドリ」にご協力いただき、カタドリの方々、またカタドリと関係のある人材系の仕事をされている方々に、昨年に引き続き「今の学生の働くことへの意識」についてプレゼンをさせていただきました。

今回の課題では、本学、経営学部の学生に対してアンケート調査を実施し、それに基づき、2回、プレゼンをしました。1回目はアンケートの分析結果を中心にプレゼンし、いただいたコメントを参考に2回目は具体的な施策についてプレゼンをしました。2回目のプレゼンは、緊急事態宣言が出ていたこともあり、企業の方々はオンラインで参加いただくことになりましたが、そのような難しい状況でも学生たちは頑張ってプレゼンに取り組みました。

企業で人材系の仕事をされている方々に対してプレゼンし、またコメントをいただくことを通して、企業の方々の目線を知るとともに、進路や就活について考える貴重な機会となりました。以下に、2名の学生の感想を紹介させていただきます。

今回の企業向けプレゼンは、今までにない緊張感がある授業であり、学ぶことがとても多く、有意義な授業となりました。私たちの班は、1回目のプレゼンで学生の就活意識というテーマで、コロナでの就活意識の変化やインターシップのことについて触れました。そこで、特に食いつきの良かったインターシップに絞ることにし、2回目のプレゼンではインターンシップをどのようにするべきかについて発表させていただきました。1回目では、データなどではなく、学生の意見をもっと聞きたいということをおっしゃっていたので、2回目のプレゼンでは、学生の考えを主張する形で、インターンシップを提案させていただきました。

しかし、企業側の都合や実現性への配慮が少し及ばなかったなと思い、反省しました。せっかく、貴重なお時間をいただいて、プレゼンを聞いてくださっているので、もっと企業側に寄り添った提案がだせればよかったと思います。企業の方々には、学生には思いつかない考えや意見があったので、フィードバックはとても勉強になりました。

また、自分たちが就活をするうえで、インターンシップに参加して自分に合っているかどうかをちゃんと考えて企業を選ぼうと思いました。そうすることで、入社した後にギャップを感じてストレスを抱えることが少なると考えるからです。また、企業の方々からも新入社員とどう接したらよいかわからないという意見があったので、入社したら、上司からのコミュニケーションを待つばかりではなく、自分からも積極的にコミュニケーションを取りにいきたいと思いました。

(3年 ゼミ生)

今回の企業の方に向けてのプレゼンテーションは、私の今までのゼミ活動の中で1番力を注いだプレゼンテーションになりました。秋学期が始まってからグループ決めをした時、自分たちが企業の方にプレゼンテーションをする実感もないし、成功する自信もありませんでした。

その中で、グループのメンバーとたくさん悩み、たくさんの意見を共有しました。アンケートの分析や、プレゼンテーションの方向決め、どんなことを企業の方に伝えたいのか、たくさん苦戦することがありました。ですが、グループのメンバーと何度も打ち合わせをしたり、話し合いを行ったりすることで理解をすることができ、プレゼンテーションが無事に終わりました。

私たちが最初に自己効力感について詳しくプレゼンテーションをしようとした時、自分には自己効力感があると思っていました。ですが、自己効力感について知っていくと、私には過去にこれは凄い頑張って成功させることができたと思えることがないと気付きました。根拠もないのに自分に自信を持っていて、これは本当の意味では自己効力感がないということだと思います。本当は自分に自信がなくて、自分の意見を言う時も自然と他の人はどう思うだろうと考えてしまうことに気付くことができました。

これから自分に自信を持つためには、自尊感情を高める必要があります。私は今まで大きな努力をしてこなかったので、成功体験と言われても特に思い浮かびません。だからこそ小さな目標だとしてもしっかりとゴールを決めて、それを達成することができれば自分に自信を持つこともできるようになるかもしれないと感じました。

企業の方々も、年齢を取った人でも自分に自信がない人が多いと仰っていたので、私は自分自身が変わることができるように今回学んだ方法を実践して、本当の意味で自分に自信を持てるようになりたいです。

(3年 ゼミ生)

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